デジタル記録装置

積んであるゲーム、本、漫画と見たいアニメ、映画を消化していくメモ張のようなものです。 

【映画・ドラマ感想1】仮面ライダー龍騎

・前書き

作品名 話数 視聴場所
仮面ライダー龍騎 50話 ニコニコ動画Amazonプライム・ビデオ
仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS 1話(分岐) TSUTAYAレンタル
劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL 1話 Amazonプライム・ビデオ

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©石森プロ・東映

視聴済みの仮面ライダー作品
仮面ライダークウガ
仮面ライダー555
仮面ライダー剣
仮面ライダーディケイド
劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー

少ない。あとは中途半端なところで止まっているのばっかり…。

子供の頃、仮面ライダー龍騎をTVで見ていて映画も見に行き、カードや玩具も集めるくらい好きだったのですが、いかせん覚えていなかったので全部見ました。
ニコ動で2年位前に見てたのですが途中で公開が終わってしまい、アマゾンで続きを少しずつ見ていきました。

・ストーリー、構成

仮面ライダーといえばライダーと怪人が戦うというのが一般的だったので、この作品は革新的でした。
バトルロイヤルで13人のライダーたちが最後の一人になるまで戦い続けなければならない。
戦わなければ生き残れない!ってやつです。
バトルロイヤルは海外のドラマ映画では数あったものの、これを特撮に持ち込んだのは衝撃的だったと思います。
最近はよくある設定ですけどね。Fate聖杯戦争とか思い浮かべます。
Fate/stay nightの構想は以前からありましたが、ゲーム制作時に龍騎の影響もあったなんて言われてますから、日本のサブカルチャー界への影響も大きかったと思います。

ただこの作品、バトルロイヤル物だけの面白さではないのがずるい。ループ物としての面白さも兼ねています。
図にするとこんな感じ。

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個人的にこんな感じに受け取りました。
□と□の間はタイムベントでやり直しをしています。
もちろん劇場版もTV版の再構築までのループの内の1つだと捉えることもできますが、設定が噛み合わなくなるのでこうしました。
劇場版とTV版の優衣が消えてしまう原因が異なり、タイムベントで巻き戻せる範囲ではないと思うからです。
TVSPも本編とは設定が異なる点がありますが、こちらはタイムベントで書き換えられる範囲なので本編のループの1つだと考えました。
総編集回でタイムベントを使い再構築していく演出は新鮮だった。

・世界観、雰囲気

ミラーワールドという設定がかっこよすぎる。鏡の世界はロマン。
バトルロイヤルだけど、殺伐としすぎていないのがいいです。
様々なキャラクターがいるのでギャグのパターンが多く面白い。
それでいてシリアスなシ-ンはしっかりあるのでメリハリはきいています。

・登場人物

城戸真司 仮面ライダー龍騎
主人公。とにかく明るくお人よしで熱い。
戦いを止めたい一心で戦ってきたが、後半どうすればいいのか分からずに迷走する。
テレビ版最終回前では…。
戦いを止めるために戦うのは主人公系によくある設定。

秋山蓮  仮面ライダーナイト
口数は少なくクール系。技もかっこいい。
妹を救うために戦うが、それでも真司を無視しきれていない。
真司との友情は胸アツ。

須藤雅史  仮面ライダーシザース
ネタ枠。

北岡秀一  仮面ライダーゾル
吾郎ちゃんとの信頼関係が素晴らしい。
やれやれ系で自分のためだけに戦っているように見えるが、一定のポリシーを持っておりかっこいい。

手塚海之  仮面ライダーライア
善人過ぎる。占いのチートスキル持ち。
主人公をかばって…。

芝浦淳  仮面ライダーガイ
イキリ仮面ライダー

浅倉威  仮面ライダー王蛇
戦闘狂。願いのために戦っているわけではなく、戦いそのものを楽しんでいる。
悪人なりのポリシーはあるっぽい。その強さにはカリスマ性を感じる。

東條悟  仮面ライダータイガ
AUになりたい拗らせ系中二病な人。
英雄になりたいが英雄とは何かについて理解していない。
作中一番迷走した人。
最後は英雄らしく散った。英雄とは目指してなるものではないんだなって…。

佐野満  仮面ライダーインペラー
自業自得だけど、作中最も持ち上げられ落とされた人。
かわいそう。
ごますりの滑稽さと成りあがった人の愚かさを描いているように思えた。

高見沢逸郎  仮面ライダーベルデ
TVSPのみ登場。資本主義に生きるOTONA。
超人的な力を手にするという願いを叶えちゃった人。

霧島美穂  仮面ライダーファム
劇場版のみ。真司との関係良き。
浅倉への仇討ちを果たしたものの、その死に際は印象的。

仮面ライダーリュウ
黒にうっすら金ってかっこええ…。

仮面ライダーオーディン 神崎士郎
ほむらちゃん。妹を助けるために始めたライダーバトルだがもはや執念。

香川英行  オルタナティブ・ゼロ
「多くを助けるためなら一つを犠牲にしても構わない」という衛宮切嗣みたいな考え方の人。

・曲

OPは松本さんが歌っている。鏡が割れる音が龍騎らしくていい。

・学んだこと、共感したところ、思ったこと、面白かったこと。

この作品はたくさんのライダーがでてきてそれぞれの目的のために行動する。
そこに正解はなく、葛藤したり、私利私欲を尽くしたり、目的に流されてしまったり様々だ。
とにかく世の中にはたくさんの人がいて、思想も性格も環境も違うのだと感じた。
そして確かな信念を持つことこそ、それを貫き通す糧となり行動に移せるのだと思った。

・後書き

子供の頃に見ていた記憶はほとんどなかったですが、あらためて見て懐かしさと新鮮さを感じました。
まどマギFateとの共通点を感じたり、カードで戦うのっていいよなあとか思ったり。
ライダー対怪人の常識をぶち壊した作品として、とても大胆な作品だと思います。
あと、Fateシリーズが好きの方にはおすすめです。
仮面ライダーシリーズは全部見たいとは思っているのですが時間が…。

【アニメ感想11】スロウスタート

・前書き

話数 視聴場所
12話 ニコニコ生放送

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(C)篤見唯子芳文社スロウスタート製作委員会

slow-start.com

原作漫画未読
買いたい

・ストーリー、構成

花名(主人公)が中学浪人して、1歳年上というのがありそうでなかった設定だなぁ…という。
きらららしくにぎやかで楽しい話なのですが、それぞれの悩みがあって成長がある。
皆で少しずつ前へ前進している感じがとてもよかったです。
2話くらいまで闇の部分が怖かったですが(名前覚えてもらえなかったり、まあ現実ではあるあるですが…)、3話くらいから打ち解けていつものきららになったのでよかった。
あと、きららにしては結構きわどい下ネタがありましたね。

・世界観、雰囲気

軽井沢
やっぱりきらら作品の雰囲気は最高だぜ!

・キャラクター、作画

作画が非常にかわいい。ところどころぬるぬる動いて、作画の枚数!!!って感じ。
4人組はもちろん、花名、管理人、タソの三者三浪コンビ好き。たまちゃんが一番好きかも。
栄依子と先生の関係とか(7話の攻防はやばかった)、幸の栄依子への愛が重そうなのもよかったね。

・OP、ED、劇中歌、BGM

OPのあの、ね、ね、ね好き
EDのデフォメキャラも可愛かった。そしてSSR確定ガチャ。

・学んだこと、共感したところ、思ったこと、面白かったこと。

スロウスタートでも成長って大事。
人それぞれ悩みはあるので、それに対してどう向き合っていくかが重要。

・後書き

皆との交流の中で、花名が自分の浪人に対してどう向き合っていくか、少しずつでも前進していったのが良かったです。
サービスシーンやきわどいネタで攻めつつ、キャラも可愛くて満足でした。2期あるといいな。
このクールはゆるキャン△もあって日常系アニメがとても面白かったです。
日常系アニメが好きな人におすすめです。

【アニメ感想10】からかい上手の高木さん

・前書き

話数 視聴場所
12話 Netflix

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(C)2018 山本崇一朗小学館からかい上手の高木さん製作委員会

takagi3.me


原作漫画未読
スピンオフ漫画未読

・ストーリー、構成

西片が高木さんにちょっかいだして、逆にからかわれ(以下ループ)といった感じ。
1話に短編が3~6つで構成されている。
3話くらいから学校外のエピソードが増えて面白くなっていった印象です。
最終話はいつも通りかつ少しだけ変化があったので、アニメの終着点として良い落としどころだったなと思いました。

・世界観、雰囲気

結構田舎だった印象。香川県の小豆島が聖地らしい。
少し懐かしいような古めかしい平和な雰囲気。

・キャラクター、作画

作画は原作準拠で非常に安定していた。
最初は西片が子供っぽすぎるなーと思っていましたが、高木さん視点で見始めてからこいつもしやツンデレ系男子では???と気づき楽しめました。
西片や高木さんだけではなく、ちょいちょい周りのキャラクターも絡んでくるので、2人だけの世界にならず程よい狭さだと思った。

・OP、ED、劇中歌、BGM

OPのテンポよさ…よい……。
EDでいきものがたりの「気まぐれロマンティック」が流れた時は驚きました。
元々はドラマの主題歌ですが、いきものがたりの中でも好きな曲なので、アニソンとして流れたのが逆に新鮮でした。

・学んだこと、共感したところ、思ったこと、面白かったこと。

初め第三(カメラ)視点で、次に西片視点で見ていたがあまり楽しめなかったが、高木さん視点で見始めたら面白いと思ったので、やはり作品を見るときの視点は大事だと感じました。

・後書き

原作は未読ですが、安定の漫画原作のアニメ化だと思います。
頭を空にして見れるのでキャラクターが好きな人や日常系が好きな人におすすめです。
でもこれ系はコメ付きで見たかったかなあ…。
タイムシフトなしは残念だった……。

【アニメ感想9】リズと青い鳥

・前書き

話数 視聴場所
1話 映画館

視聴理由 友人に誘われたので

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liz-bluebird.com

視聴状況
実はユーフォニアム1期の途中で視聴が止まっているのですが、見てなくてもOKとのことで見てきました。
感想が上手くまとまらないので、箇条書き形式で。

・世界観、ストーリー、雰囲気

響け!ユーフォニアム北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章」(原作)のみぞれと希美に焦点を当てたストーリー。

とにかくこのアニメは雰囲気が心地良い。
冒頭、朝、心に澄み渡る心地よい音楽と部室へ向かう2人の異なる足音。
これだけで「リズと青い鳥」がどのような作品なのか、ユーフォを見終えていない自分ですら引き込まれました。
学校外の描写はなく、みぞれと希美のどちらかは必ず場面に存在する要素の絞り込みは、2人を取り巻く環境を上手く伝えてくれます。

物語としての劇的な変化はないが、みぞれと希美の心情と距離感をこれでもかというくらいに描いている。

作中の「リズと青い鳥」というおとぎ話とみぞれと希美の比較も見どころの一つです。

・キャラクター、作画

ユーフォニアムに比べて色気というか肉感的な要素が引かれ繊細なキャラデザになっている。

細かな仕草1つ1つに意味があって、感情や心情が自然に表れている。

みぞれと希美が対になるように描かれていると思う。

2人の距離が静かに少しずつ噛み合わなくなっていく。
互いが相手に対し求めているものが違うんですよね。
みぞれ→希美 人として好き 希美→みぞれ 音楽の才能への尊敬
みぞれ→希美 人として依存 希美→みぞれ 優越感に似たような感情(劣等感から目をそらしたい感情)への依存

この2人の関係性に似たテーマとして以前見たアニメ「宇宙よりも遠い場所」のキマリとめぐみが挙げられるなと思います。
親友、噛み合わない関係、依存、嫉妬、羨望、劣等感、優越感、様々な感情が混ざり合って口に出る言葉。
別々の道を歩むからこそ、互いの素をさらけ出し衝突し理解しあう。「disjoint」が「joint」に変わる。
それが、2人が前進するために必要なことなのだと。

・OP、ED、劇中歌、BGM

BGMは作品の心地よさを自然に演出してくれる。
映画の題名でもあり、作中に出てくるおとぎ話でもあり、それを題材にした課題曲「リズと青い鳥
この作品の山場であろう「リズと青い鳥」のソロ演奏がとても生々しい。言葉よりも重いものを感じました。

・学んだこと、共感したところ、思ったこと、面白かったこと。

この作品は引き算である。ミクロといった方が正しいだろうか。
とにかくみぞれと希美とその周囲に絞りこんで些細な描写で描かれている。
決して一人称視点では描かれない物語。
しかし、ここまで人間の内に絞って絞り込んだ作品は今までに見たことがない。
山田尚子監督の心情描写を突き詰めた作品の完成形の1つの作品だと思います。

・後書き

感想が言葉として浮かびませんでした。
知恵袋やブログを見ましたが、感想を文字にして描ける人は凄いなと、経験ですかね。
とにかく1つ1つの要素が繊細で丁寧で自然で、目が離せない。
アニメなのにそこにはみぞれと希美と周囲の人がいて、遠くから静かに眺めている感じでした。
ユーフォニアムを見てない人でも、問題はないので是非見てください。

ユーフォニアムのアニメ見ないといけない………。

【アニメ感想8】ポプテピピック

・前書き

話数 視聴場所
12話 ニコニコ生放送

視聴理由 原作漫画をまんがライフWINで読んでいたので。

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大川ぶくぶ竹書房キングレコード

hoshiiro.jp



・世界観、ストーリー、雰囲気

パロディにパロディを重ねた何でもありな世界観。頭を空にして見れます。
それでいてポプテピピック独自のフィルターがかかっていたのはさすがだなと。
パロネタを知ってたり知ったりすると楽しいです。

短編形式の作りで、各パートごとに制作会社が違います。
小さい頃見ていた「にほんごであそぼう」や「おかあさんといっしょ」に似た構成なのです。
この作品はNHK教育番組に関わっている方が参加しているので、だからかなーと思います。
飽きさせない工夫を感じました。

・キャラクター、作画

基本的にポプ子とピピ美が主役。

1話やった後に声優を変えて、ほぼ同じ内容を再度やるので1話でメインの声優は4人。
12話なので48人のメイン声優。
声優の組み合わせには理由があって、元ネタを知ったりすると納得感が増します。その点コメ付きで見れたのは良かったです。
さらにボブネミミッミでは声優もAC部が担当するので50人が演じたことになります。
しかしどの声優が演じても、ポプ子とピピ美であり違和感がない。
声優さんの演技力はもちろんですが、ポプテピピックは特に記号性の高いキャラクターデザインなのも要因かなと。
アニメ論でよく語られる「記号としてのキャラクター」ですが、今回は特にそれを認識させられましたね。
OPでも顔のパーツ以外が別の物に変化していく場面がありますが、ポプ子とピピ美と認識できるのは顔のパーツ=ポプテピピックと認識しているからでしょう。

それにしてもあの短時間で、ヘルシェイク矢野を魅力的に描けるAC部には凄みしかない。

・OP、ED、劇中歌、BGM

OP テクノ調の音が心地よいです。映像も様々な技法が使われており、ポップに仕上がっている。上坂さんの世界観に上手く合っていると思いました。
ED 浄化エンディング。毎回声優が変わるのでそこも楽しみの一つだった。
12話の劇中歌「心の大樹」は笑いました。
ゲームパロディ中に流れるBGMもかなり凝っていました。あれは元ネタを知っていないとできない。

・学んだこと、共感したところ、思ったこと、面白かったこと。

この作品はクソ、クソアニメなど言われていますが(公式も自ら言ってますが)、自分はあまり思いませんでした。
まずNHK教育番組のような構成、記号としてのキャラクターは深夜アニメでは意識することはありませんでしたし、勉強になりました。

ニコ生でコメ付きで見ることで元ネタがすぐに分かることも大きかったです。
このことから、意味の分からないもの・興味のないものを見せられると人間はつまらないと感じるのではないか、と思いました。
特にこのアニメはパロディが大半を占めているので、元ネタを知らなければ知らない程つまらなくなるのではないかと。

あとは作品と視聴者の距離の置き方でしょうか。
このアニメはネタでクソと言っている人と、本当の意味でクソと言っている人がいる気がします。
原作を知らず、たまたまテレビを付けたらやっていたポプテピピックTwitterでクソと言っていた人も見かけました。
例えば、ポプテピピックがパロディやシュールギャグがメインということを知らなければ、どんな一発ギャグが飛び出すのかを期待してみたりするのではないでしょうか。
例えば、声優の知識がある程度なければ、意図した組み合わせを理解できずただ眺めているだけになったりするのではないでしょうか。
作品の中の記号(登場人物や背景)を読み取り、作品に対する理解(方向性、狙い)がないと視聴者は距離感(視点)を誤ってしまい、作品の面白さや興味深さを半減させてしまうのではないかと思いました。
あらゆる娯楽に言えることだと思います。

・後書き

あの4コマをどういった形でアニメにするのか予想ができなかったですが、蓋を開けてみれば様々な仕掛けが用意されており驚きでした。
制作側の工夫、スキルの高さをとにかく感じられる作品だった。

パロディネタ、シュールギャグ、クソアニメ、頭を空にしてアニメを見るのが好きな方にはオススメ。

【アニメ感想7】宇宙よりも遠い場所

・公式サイト

yorimoi.com

話数 視聴場所
13話 ニコニコ生放送

・前書き

オリジナルアニメでここまで丁寧な作品は凄い。
特に1クールで収めるなら、なおさら凄い。
とにかく毎週次の展開が楽しみだった。
8話まで、うちゅうよりも遠い場所だと思っていました!!!そらよりも、です。

少女たちが南極を目指し、悩みを抱えながらも奮闘するお話。

・登場人物、それぞれが抱えている悩み

玉木 マリ ずっと新しい何かをしたかったが、踏み出せなかった。報瀬に南極チャレンジを誘われ一歩踏み出すことができた。

小淵沢 報瀬 この作品の根底。一番重いものを背負っている。バカにしてきた人への見返してやるが原動力で「ざまあみろ」という一言に全てが込められている。悩みを抱えてきたが故に、共感してくれる友人といった存在は大きかっただろう。もう一つはやはり彼女にとっての母の存在。母が亡くなってから「ざまあみろ」を原動力に頑張ってきたが、南極に到着し目標を果たすことで、母と向かい合うことになる。それが12話かなと。

三宅 日向 報瀬同様に「ざまあみろ」が原動力であるが、笑ってごまかしてしまう。ある種の逃避。それでも過去の原因を許せない自分に小ささを感じていたが、報瀬の一押しで過去と向き合った11話。

白石 結月 芸能界で働く忙しさゆえに、友達を作れないでいた。「友達」や「親友」になりたいと思っていたが、定義が分からずに空回りする。友達や親友は形で決められたものではないと気づく10話。

藤堂 吟 報瀬の母である貴子の死の責任を感じているので、報瀬との意思を交わせたのは本当に良かった。

高橋 めぐみ キマリの変化を受け入れられず距離感が分からなくなっていく。その変化を近くで見せつけられている訳であり、その結果が5話。そして最終回が彼女の出した結論。付き合いが長いだけに一番複雑だったのではなかろうか。

まず声優陣がガチなので演技が凄い。
そして会話のテンポがよい。というのも誰かが言った言葉に対して些細なことでも、必ずリアクションがある。簡単なようで結構難しいと。

・非リアルとリアル

限りなく現実的な世界である。しかしその中の根底は女子高生が南極に行くという、現実か非現実でいえば、非現実な要素である。
登場人物も芸能人だったり、高校に行ってなかったり、母親を失い母親がいた場所を目指そうとしたり、現実か非現実でいえば、現実で、しかし一般か特殊でいえば、特殊であろう。
そんな中でキマリ(主人公)だけは一般で、だからこそずっと新しい何かをしたかったのかもしれない。

・旅物としての脚本

この物語は初めから南極へ行くことが目的であり、ゆらがない。
ゴールが初めから決まっているということは、マラソンのように過程を楽しむことになるのだが、、、それは安心感を与えるとともに、失敗した時の喪失感も増幅させる。

最近の旅物というとけものフレンズが思い浮かんだ。あの作品はかばんちゃんが、自分はいったい誰なのか、仲間を探しサーバルと旅をするという物語で、目的がはっきりしていた。監督曰くゴールを定めてから内部を構成していく作りである。
これはよりもいの脚本にも感じた。南極に行き目的を果たす、そこからの逆算である。
そして目的を通して描きたいのは、4人の問題とそれを乗り越える友情であって、それ以外の要素は意図的に排除していた。

置かれた境遇が違うこの4人が1つの元に集い親友になって…それぞれの日常へ帰っていく。まさに1つの「旅」だったなと感じた。

・OPED

OPは4人の友情で、
EDの歌詞「ここから始めよう 僕は旅に出よう」「バカにされたってかまわない 信じてゆこう」は4人の出した答えを感じた。

・最後に

これぞ青春!文句なしの良作品。それぞれの登場人物の思いが胸に響いてくる。
それぞれの抱えた問題、悩みが1つの南極への旅、南極での旅で見事に消化されている。それだけ濃厚な作品である。

【アニメ感想6】ゆるキャン△

・公式サイト

yurucamp.jp

話数 視聴場所
12話 ニコニコ生放送

・前置き

信頼と安心のきららブランド
アウトドアと少女の組み合わせは良いですなー。
原作漫画も買ったので、読んだら感想を書きたい。

・雰囲気とテンポ

ゆるキャンを支えている骨組み。
雰囲気はBGMや背景作画も相まって「ARIA」や「のんのんびより」のように、その時々の場面の雰囲気を視聴者に届けてくれた。
キャンプから見える壮大な景色は圧巻。旅の醍醐味の1つだろう。キャンプは小さな旅でもある。
ギャグのテンポは安定感抜群で、時折入るスネーkの為になる用具解説もその1つである。
日常パート(準備回)とキャンプ回がはっきりと分かれているので、事前に準備して~といった、視聴者もまるでキャンプに行っているような感覚になる。

・キャラクター

各務原なでしこは「けいおん」の平沢唯に似ていて、マイペースでゆるい。なのでお話の機転になりやすいなーっと。
対して志摩リンはクールな感じなのですが、こちらも天然でマイペースなところがあったりして、2人が次第にキャンプを通して仲良くなっていくのが見所かなと。
野クルメンツのノリとなでしこ姉妹の関係も重要。

・OPとED

OPのデザイン的ビジュアルが好き。おしゃれで色の使い方が上手い。
EDのキャンプの早朝を感じさせる透き通った雰囲気は、山間部のひんやりとした風をも感じさせてくれる。

・最後に

ゆるキャン△は日常系の良さを内包しつつ、小さな旅を通して、少しずつでも成長を感じることのできる作品。何も壮大な旅をしなくても、キャンプに行き美味しい物を食べたり、綺麗な景色を見ることも成長ではないだろうか。

癒やし系、雰囲気系、日常系、美少女系アニメが好きな人におすすめです。