デジタル記録装置

積んであるゲーム、本、漫画と見たいアニメ、映画を消化していくメモ張のようなものです。 

【アニメ感想8】ポプテピピック

・前書き

話数 視聴場所
12話 ニコニコ生放送

視聴理由 原作漫画をまんがライフWINで読んでいたので。

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大川ぶくぶ竹書房キングレコード

hoshiiro.jp



・世界観、ストーリー、雰囲気

パロディにパロディを重ねた何でもありな世界観。頭を空にして見れます。
それでいてポプテピピック独自のフィルターがかかっていたのはさすがだなと。
パロネタを知ってたり知ったりすると楽しいです。

短編形式の作りで、各パートごとに制作会社が違います。
小さい頃見ていた「にほんごであそぼう」や「おかあさんといっしょ」に似た構成なのです。
この作品はNHK教育番組に関わっている方が参加しているので、だからかなーと思います。
飽きさせない工夫を感じました。

・キャラクター、作画

基本的にポプ子とピピ美が主役。

1話やった後に声優を変えて、ほぼ同じ内容を再度やるので1話でメインの声優は4人。
12話なので48人のメイン声優。
声優の組み合わせには理由があって、元ネタを知ったりすると納得感が増します。その点コメ付きで見れたのは良かったです。
さらにボブネミミッミでは声優もAC部が担当するので50人が演じたことになります。
しかしどの声優が演じても、ポプ子とピピ美であり違和感がない。
声優さんの演技力はもちろんですが、ポプテピピックは特に記号性の高いキャラクターデザインなのも要因かなと。
アニメ論でよく語られる「記号としてのキャラクター」ですが、今回は特にそれを認識させられましたね。
OPでも顔のパーツ以外が別の物に変化していく場面がありますが、ポプ子とピピ美と認識できるのは顔のパーツ=ポプテピピックと認識しているからでしょう。

それにしてもあの短時間で、ヘルシェイク矢野を魅力的に描けるAC部には凄みしかない。

・OP、ED、劇中歌、BGM

OP テクノ調の音が心地よいです。映像も様々な技法が使われており、ポップに仕上がっている。上坂さんの世界観に上手く合っていると思いました。
ED 浄化エンディング。毎回声優が変わるのでそこも楽しみの一つだった。
12話の劇中歌「心の大樹」は笑いました。
ゲームパロディ中に流れるBGMもかなり凝っていました。あれは元ネタを知っていないとできない。

・学んだこと、共感したところ、思ったこと、面白かったこと。

この作品はクソ、クソアニメなど言われていますが(公式も自ら言ってますが)、自分はあまり思いませんでした。
まずNHK教育番組のような構成、記号としてのキャラクターは深夜アニメでは意識することはありませんでしたし、勉強になりました。

ニコ生でコメ付きで見ることで元ネタがすぐに分かることも大きかったです。
このことから、意味の分からないもの・興味のないものを見せられると人間はつまらないと感じるのではないか、と思いました。
特にこのアニメはパロディが大半を占めているので、元ネタを知らなければ知らない程つまらなくなるのではないかと。

あとは作品と視聴者の距離の置き方でしょうか。
このアニメはネタでクソと言っている人と、本当の意味でクソと言っている人がいる気がします。
原作を知らず、たまたまテレビを付けたらやっていたポプテピピックTwitterでクソと言っていた人も見かけました。
例えば、ポプテピピックがパロディやシュールギャグがメインということを知らなければ、どんな一発ギャグが飛び出すのかを期待してみたりするのではないでしょうか。
例えば、声優の知識がある程度なければ、意図した組み合わせを理解できずただ眺めているだけになったりするのではないでしょうか。
作品の中の記号(登場人物や背景)を読み取り、作品に対する理解(方向性、狙い)がないと視聴者は距離感(視点)を誤ってしまい、作品の面白さや興味深さを半減させてしまうのではないかと思いました。
あらゆる娯楽に言えることだと思います。

・後書き

あの4コマをどういった形でアニメにするのか予想ができなかったですが、蓋を開けてみれば様々な仕掛けが用意されており驚きでした。
制作側の工夫、スキルの高さをとにかく感じられる作品だった。

パロディネタ、シュールギャグ、クソアニメ、頭を空にしてアニメを見るのが好きな方にはオススメ。