デジタル記録装置

積んであるゲーム、本、漫画と見たいアニメ、映画を消化していくメモ張のようなものです。 

【アニメ感想9】リズと青い鳥

・前書き

話数 視聴場所
1話 映画館

視聴理由 友人に誘われたので

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liz-bluebird.com

視聴状況
実はユーフォニアム1期の途中で視聴が止まっているのですが、見てなくてもOKとのことで見てきました。
感想が上手くまとまらないので、箇条書き形式で。

・世界観、ストーリー、雰囲気

響け!ユーフォニアム北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章」(原作)のみぞれと希美に焦点を当てたストーリー。

とにかくこのアニメは雰囲気が心地良い。
冒頭、朝、心に澄み渡る心地よい音楽と部室へ向かう2人の異なる足音。
これだけで「リズと青い鳥」がどのような作品なのか、ユーフォを見終えていない自分ですら引き込まれました。
学校外の描写はなく、みぞれと希美のどちらかは必ず場面に存在する要素の絞り込みは、2人を取り巻く環境を上手く伝えてくれます。

物語としての劇的な変化はないが、みぞれと希美の心情と距離感をこれでもかというくらいに描いている。

作中の「リズと青い鳥」というおとぎ話とみぞれと希美の比較も見どころの一つです。

・キャラクター、作画

ユーフォニアムに比べて色気というか肉感的な要素が引かれ繊細なキャラデザになっている。

細かな仕草1つ1つに意味があって、感情や心情が自然に表れている。

みぞれと希美が対になるように描かれていると思う。

2人の距離が静かに少しずつ噛み合わなくなっていく。
互いが相手に対し求めているものが違うんですよね。
みぞれ→希美 人として好き 希美→みぞれ 音楽の才能への尊敬
みぞれ→希美 人として依存 希美→みぞれ 優越感に似たような感情(劣等感から目をそらしたい感情)への依存

この2人の関係性に似たテーマとして以前見たアニメ「宇宙よりも遠い場所」のキマリとめぐみが挙げられるなと思います。
親友、噛み合わない関係、依存、嫉妬、羨望、劣等感、優越感、様々な感情が混ざり合って口に出る言葉。
別々の道を歩むからこそ、互いの素をさらけ出し衝突し理解しあう。「disjoint」が「joint」に変わる。
それが、2人が前進するために必要なことなのだと。

・OP、ED、劇中歌、BGM

BGMは作品の心地よさを自然に演出してくれる。
映画の題名でもあり、作中に出てくるおとぎ話でもあり、それを題材にした課題曲「リズと青い鳥
この作品の山場であろう「リズと青い鳥」のソロ演奏がとても生々しい。言葉よりも重いものを感じました。

・学んだこと、共感したところ、思ったこと、面白かったこと。

この作品は引き算である。ミクロといった方が正しいだろうか。
とにかくみぞれと希美とその周囲に絞りこんで些細な描写で描かれている。
決して一人称視点では描かれない物語。
しかし、ここまで人間の内に絞って絞り込んだ作品は今までに見たことがない。
山田尚子監督の心情描写を突き詰めた作品の完成形の1つの作品だと思います。

・後書き

感想が言葉として浮かびませんでした。
知恵袋やブログを見ましたが、感想を文字にして描ける人は凄いなと、経験ですかね。
とにかく1つ1つの要素が繊細で丁寧で自然で、目が離せない。
アニメなのにそこにはみぞれと希美と周囲の人がいて、遠くから静かに眺めている感じでした。
ユーフォニアムを見てない人でも、問題はないので是非見てください。

ユーフォニアムのアニメ見ないといけない………。