デジタル記録装置

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【エロゲ感想】Deep One -ディープワン-

プレイ機種 プレイ時間 備考
Win10 14時間45分 BAD回収&クリアまで

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公式HP
nameless.nexton-net.jp

良いところ、こんな人におすすめ

・曲

曲は全体的にクオリティが高かったです。
「ヒューペリオン」「挑戦」「勝利を望む」「DeepOne」が好きでした。
「勝利を望む」は明らかに「空の境界 俯瞰風景」をリスペクトしているので、「空の境界 俯瞰風景」好きとしては最高です。
間違いなく本作を支えている1柱でしょう。

・動く戦闘演出

このために買ってよかったと思えるくらいです。
アニメ―ションのようなエフェクト、剣をはらった時の動作、移り変わる場面演出など、よく練られているなと感じました。
もちろんCG、塗りのクオリティが高いからこそであります。
戦闘演出見たい人にはおすすめします。

・CG、塗り

親しみやすい絵柄で、言うなれば「今風」の絵、塗りでしょう。
本作のクオリティを支えています。
故にエロCGが少ないのが少し残念です。

・世界観

冒頭で大英帝国が出てきたり、用語集を読むことで、世界観の広さは感じられました。
Fateに触れていれば、すんなり入っていけるでしょう。
ただ本作では世界観の広さを見せただけで、やっていたことはブラックパンサーなので、本作で描かれた世界は小さいです。

・分かりやすい設定

Fate、とある、魔術系(魔導書)の作品に慣れていれば、すんなり理解できます。
七位流転図のメビウスの輪のように輪廻する魔導書の設定は面白いなと思いました。

・個性のあるキャラクター

どのキャラクターにも個性があり、しっかり属性分けされていました。
ただ主人公サイドも伏線はたくさん残っており、分からないことだらけ。
敵キャラも魅力的ですが、本作では割とあっさりしてた印象。
敵キャラの掘り下げが少ないからかな。
ねじが外れた破綻者はでてこなかったので、次作以降に期待。
八戸莢貴みたいな表向きはお調子者だけど、裏はやばい奴みたいなの好きなので、これも次作以降に期待。

・王道シリーズラノベ系ストーリー

ストーリーは楽しめました。
クオリティが段違いということはありませんが、水準のシリーズ物のラノベ1、2巻を読んだ感じです。
本作で一応のまとめりはあるものの世界観の説明と序章で終わったので、面白くなるなら次作以降でしょう。
水準のシリーズ物と理解した上でプレイするならおすすめします。

微妙なところ、おすすめしない人

・宣伝の仕方と事前情報

圧倒的これ。ネットに出回っている批判の8割はこれ。
ルート分岐なし、分割(シリーズ物)、エロCGの少なさ。これは事前に発表しておくべきでした。
ユーザーを騙すような形になってしまったのが残念です。
更に盛大なキャッチコピー、著名人からの推薦文、雑誌やtwitterから感じる自信等がさらに批判に油を注ぐ結果となりました。
ゲーム炎上のテンプレとでもいうべきです。
これに関しては援護のしようがないので、次作以降はしっかりお願いします。

・続編ありきのシナリオ構成

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これに関しては上記のように事前情報がなかったからです。
別に分割させること自体は良いのですが、クリアするまで分からないで、終わってみたらシリーズ物(分割)でした。なんてやられたらそりゃユーザーはブちぎれるだろうなって感じです。
僕はクリアする前にSNSで分割だと知ったうえでプレイしたのでダメージは少なかったですけど。

・フルプラとボリューム

そして分割にしては値段が高いです。
今後何作続ける予定なのかはわかりませんが、やはりこのボリューム(分岐なし、少ないエロCG、自分のプレイ時間14時間45分)でフルプライスは高価です。
このボリュームでミドルプライスか、ボリュームを増やしてフルプライスにするかの二択でしょう。
現状フルプラの本作をおすすめするのは難しいです。
完全版を待つか、続編が出てから評価を見て買うか、安めの移植版を待つか、中古が値下がりするのを待ちましょう。

・ルート分岐が存在しない

これもボリュームの少なさと事前情報がなかったからです。
シリーズラノベ系のシナリオ構成なので、ルート分岐ではなく続編で各キャラの掘り下げをしていく姿勢なのは、プレイしてみるとなんとなく分かります。
ルート分岐させるにもおまけ程度の物になるでしょう。
ただFateを引き合いに宣伝されたら、ルート分岐がある物だと思ってしまいますね。

・エロCGの少なさ

これも事前に公表していればなって感じです。ヒロイン4人のうち2人しかないですからね。
ルート分岐が存在しないのも1つの理由かなと思いますし、本作のストーリ上エロCGがない方の2人にエロCGをつけるのは邪道ですからね。
少なさ自体はプレイ時には気にならず、増やしても違和感がある気はします。
この少なさなら初めから全年齢、家庭用で良かったのでは?と思いました。(企画上仕方ないのかな。)
エロを求める人には絶対におすすめしません。

・人外レベルのキャラが出てこない

本作ではぶっ飛んだ奴らが出てこなかったので、頭がおかしい戦いは見れませんでした。
この演出でいつかやべー奴らの戦いが見てみたいです。
現状ヒントコーナーの奴ら、禁書指定、人狩一座、鑑撞き堂にはやばい奴いそうなので期待しています。
(ここで言う人外は、能力や思想や行動が明らかにぶっ飛んでいる奴らのことです。)

・主人公の個性

現状ラノベにありがちな没個性主人公です。
個性がないわけではないんですが、努力で手に入れた力というより周りの力を借りているだけといった感じがします。
もっと過去話の掘り下げがあると印象は変わるかもしれない。

・目新しさがない

最も感じるのがFate要素、そしてどこかで見たような設定。
王道は貫き通せば名作になりますし、スパイスを加えることで新しいものになりますが、本作ではどちらにも突き抜けていない感じです。
作品に新しい風を求めている人にはおすすめしません。

総評

現在批判真っただ中と言える本作ですが、ネットの評価は流れる濁流のようにクソゲーの烙印を押しに来ています。
プレイしていない人もその流れに乗って楽しんでいます。そして広がるクソゲーマーの輪。
値段はさておき、ゲームとしてクソゲーを期待してプレイすると逆にがっかりするかもしれません。
そしてDies irae大逆転裁判のように今後分割、シリーズとして続けていくなら、評価をひっくり返すポテンシャルは十二分にあると思っています。
今回の反省をしっかりと次作以降に繋いでいけば、希望はあると感じています。

それにしても2018.10.29段階でエロゲー批評10点て、えぇ…?
参考にな(ry